ぼくの持ってるオールドレンズはこれが最後
あとはデジタルなレンズが2つほど残る
今回は広角寄りのオールドレンズ
PENTACON MC 29mm f2.8
↑これ。
↑金属剥き出し。すごく冷たい。
このPENTACONはドイツのオールドレンズ。
29mm単焦点レンズで、開放F値は2.8。
もちろんM42マウント。これに限る。
↑Multi Coatingを表す赤文字のMCと、ドイツ民主共和国(German Democratic Republic)で作られたことを表すMADE IN G.D.R.
↑ピントリングとF値のリング。余談だが、レンズのピントリングは生産国によって0→無限遠、無限遠→0と、回転方向が逆になっていたりする。
↑一応電子接点があって切り替えのスライドも付いているけど、意味は無い。
このPENTACONも生産時期によって見た目や、MCか否かなど異なる。
今さらだが、
今までレンズを紹介してきたがそのメーカーのウンチクやレンズの構造とか遍歴を詳しく扱ってないのは、単純に語る意味が無いかなと思っているから。
ぼくからすればそんなの「で?」って感じだし、他に詳しく解説してるサイトとかいっぱいあるし。
そんなわけでこのPENTACON 29mmにもいろんな歴史が詰まっているけどすべてぶん投げます()
入手の経緯としては、50mm前後の単焦点レンズが蔓延るオールドレンズ界において、広角寄りの面白いレンズはないかなーとヤフオクを漂っていた時に、29mm単焦点とかいう奇抜な画角が目に止まった。
なかなか無いですよ。29mm単焦点とか。多分このレンズだけだと思う。
早速ネットで PENTACON 29mm [検索]☜
HeliosやTakumarと違って、ページが少なかったかな。何個かレビューを見て、「ソフトな描写、バブルボケ(泡のような、丸いボケ)」といった写りの特徴が分かった。
29mmという独特の画角、Takumarのようなクリアな描写に対して、ソフトな描写っていうのが気になり、欲しくなった。落とした。8000円くらいだったかな。
手元に届いて、持ってみた第一感想は
「冷たいッッ!!」
キンキンに冷えてやがる。冬だったし、金属剥き出しだし。
早速8000Dに取り付けて、試し撮り。
↑記念すべきPENTACONでの1枚目。
目一杯ピントを合わせてこれか…
ソフトな描写とは知っていたが、まさかここまでとは思わなかった。F値を上げればそれなりにハッキリと写るようになるが、それでもかなりぼんやりした写り。
一発で、こいつは景色を撮るレンズじゃあないと悟った。
他には、確かにバブルボケが出るし、Heliosのようなグルグルボケも出ることが分かった。
↑バブルボケ。水が光を反射している時なんかに狙える。
↑手前のボケがグルグルしているような感じ。
総評して、
表現を楽しむレンズだなと思った。
ソフトな描写、独特のボケで、なんとなく美術作品のような写真を撮りたい時に使ってみたくなるレンズ。
タイトルでおもちゃと称したのも、真面目に扱うレンズじゃないと思ってるから。
こいつを扱う時は、「遊ぶ」という表現が合う気がする。
いつも通り作例を載せてこの記事は終わり。
次回は現代に帰ってきます。
独立細胞組織
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